結論から:
MSI MAG 255F X24は、2万円台後半で24.5インチ・フルHD・240Hz・IPS系パネルをまとめてほしい人にかなり相性がいいモデルです。特に、FPSで見やすさと滑らかさを両立したい人には入りやすい1台です。
ただし、スタンドはチルトのみで、高さ調整・左右回転・ピボットには対応していません。机の高さが合わない人は、モニターアームや台を前提に考えたほうが失敗しにくいです。
※高さ調整ありの機種も含めて比較したい人は、高さ調整できるおすすめゲーミングモニターまとめも先に見ておくと選びやすくなります。
ぜひモニター選びの参考にしてください!
MAG 255F X24の基本スペック
| パネルサイズ | 24.5インチ(16:9) |
| パネルタイプ | RAPID IPS(ノングレア) |
| 解像度 | 1920×1080(フルHD) |
| リフレッシュレート | 最大240Hz DisplayPort:フルHD/240Hz HDMI:フルHD/240Hz |
| 応答速度 | 0.5ms(GTG、最小値) ※メーカー公表 |
| VRR | Adaptive-Sync 対応 |
| HDR | HDR 対応 |
| 色域 | sRGBカバー率 97% DCI-P3カバー率 90% |
| 端子 | HDMI 2.0b×2 DisplayPort 1.2a×1 ヘッドホン出力 |
| スタンド | チルト(下-5°/上20°) ※高さ調整・スイーベル・ピボット非対応 |
| VESA | 100×100mm |
| スピーカー | 非搭載 |
30秒診断
- FPSを中心に遊ぶ → かなり向いています
- 画面の見やすさも欲しい → RAPID IPSなので相性は良好です
- 高さ調整は必須 → そのままだと不向きです
立ち位置
https://jp.msi.com/Monitor/MAG-255F-X24
この製品の立ち位置をひとことで言うと、“価格を抑えつつ、240Hzの入口をしっかり押さえたIPS系モデル”です。
24.5インチのフルHDは、FPSで視線移動がしやすく、競技系タイトルで今も人気のあるサイズです。※サイズ感で迷う人は、23.8~24.5型おすすめゲーミングモニターまとめもあわせて見ると、自分に合う大きさがつかみやすいです。
そこに240Hzと0.5ms(GTG、最小値)、さらにRAPID IPSを組み合わせているので、「TNほど尖りすぎず、VAほど癖も強くない」バランス型として見やすい構成になっています。
注目ポイント
注目したいのは、まず240Hz対応であることです。144Hzからの乗り換えだと大きな差を感じるとは限りませんが、マウス操作や視点移動の細かい滑らかさは確実に上がります。
※240Hzクラスで候補を広げて比較したい人は、240Hz以上のゲーミングモニターまとめから近い機種をまとめて見ていくのが早いです。
次に、sRGBカバー率97% / DCI-P3カバー率90%で、ゲーム用としては色の見栄えも悪くありません。派手すぎる方向ではないものの、安価な高速モニターにありがちな“色がかなり浅い”印象は出にくいです。
さらに、AIビジョン、ナイトビジョン、アンチフリッカー、ブルーライトカットなど、普段使いしやすい機能も一通り入っています。
画質
画質面は、SDR輝度300cd/㎡、コントラスト比1000:1という、IPS系では標準的なバランスです。つまり、映画向けの“黒の深さ”を強く押し出すタイプではありませんが、暗すぎて見づらいというクラスでもありません。
このモニターの良さは、派手なHDR感よりも、見やすさの安定感にあります。視野角も広く、正面から少しずれても色変化が出にくいので、ゲームだけでなく動画や普段使いにもなじみやすいです。
一方で、HDRは対応しているものの、明るさ自体は上位機ほど高くないため、“HDRで別物みたいに映像が変わる”タイプではありません。HDRはおまけではないですが、ここに過度な期待はしないほうが無難です。
ゲーミング性能
ゲーミング性能は、この価格帯ではしっかり強いです。240Hz / 0.5ms(GTG、最小値) / Adaptive-Sync対応なので、Apex LegendsやVALORANT、Fortniteのようなタイトルで、残像感を抑えつつ滑らかな表示を狙えます。
※とくにFPS中心で探しているなら、FPS向けゲーミングモニターの選び方と条件別まとめも見ておくと、「Hzだけで決めて失敗する」流れを避けやすくなります。
独自の判断基準で言うと、
- FPS重視なら「24.5型・240Hz・IPS」はかなり扱いやすい
- RPGや動画も見るならIPSの見やすさが効く
- PS5兼用なら1080p/120Hz運用が中心
という考え方がわかりやすいです。
なお、残像低減機能のMPRTを有効にすると、Adaptive-SyncやAIビジョンなど一部機能がオフになります。(マニュアル記載)
つまり、設定を全部盛りにはできません。見た目のくっきり感を取るか、可変リフレッシュレートの安定感を取るかは、遊ぶゲームに合わせて決めるのがコツです。
機能性・接続性
端子はHDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.2a×1、ヘッドホン出力×1です。
公式仕様では、HDMIでもDPでもフルHD/240Hz対応となっています。これは、PCでもゲーム機でも扱いやすいポイントです。
また、付属品としてHDMIケーブルが入るので、まずはそのまま使い始めやすいのも地味に便利です。保証は国内3年です。
スタンド・設置
https://jp.msi.com/Monitor/MAG-255F-X24
設置面で最大の注意点は、やはりチルトのみ対応なことです。調整できるのは-5°〜20°で、高さ調整・スイベル・ピボットは非対応です。
このため、机と椅子の高さが合っていない環境では、画面位置が少し合わせにくい可能性があります。
逆に言えば、VESA100対応なので、モニターアームを使える人なら弱点はかなり消せます。重量は約3.3kgと軽めで、扱いやすい部類です。※アーム運用まで含めて考えるなら、VESA対応ゲーミングモニターの選び方も参考になります。
良い点・気になる点
良い点
- 2万円台後半で240Hz×RAPID IPSを狙える
- 24.5インチなのでFPSで視線移動しやすい
- HDMIでもDPでもフルHD/240Hz対応
- 目に配慮した機能やAIビジョンなど、機能が意外と多い
気になる点
- 高さ調整がない
- HDR対応でも、HDR目的で選ぶ機種ではない
- MPRT使用時はAdaptive-Syncなどと両立しにくい
弱点の回避策としては、高さはモニターアームや台で補う、設定は“FPS用”と“普段用”で分けるのが実用的です。
おすすめな人 / おすすめしない人
おすすめな人
- 初めて240Hzモニターを買う人
- FPS中心だけど、TNではなく見やすいパネルがほしい人
- 3万円前後でコスパ重視の1台を探している人
おすすめしない人
- 高さ調整を必須で考えている人
- WQHDや4Kなど、解像度の高さを優先したい人
- HDRの迫力を最重視したい人
比較表(ライバル比較)
| 機種 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| MSI MAG 255F X24 | 24.5型 / フルHD / RAPID IPS / 240Hz / 0.5ms(GTG、最小値) / チルトのみ | IPSの見やすさを保ちつつ、240Hzを手頃に導入したい人 |
| Dell SE2426HG | 23.8型 / フルHD / IPS / 240Hz / チルトのみ / シンプル設計 | できるだけ予算を抑えて、240Hzの滑らかさを優先したい人 |
| TUF Gaming VG259Q5A | 24.5型 / フルHD / Fast IPS / 200Hz / 0.3ms(GTG、最小値) / 高さ調整・スイーベル・ピボット対応 / スピーカー搭載 | 240Hzには届かなくても、使いやすさやスタンド調整も重視したい人 |
| ZOWIE XL2540X+ | 24.1型 / フルHD / Fast TN / 最大280Hz / ブレ軽減重視 / 高さ調整対応 / eスポーツ向け機能が豊富 | 画質よりも、FPSでの視認性・応答感・競技性を最優先したい人 |
MAG 255F X24を選ぶか迷ったときは、
価格重視ならDell SE2426HGのレビュー、調整機能もほしいならTUF Gaming VG259Q5Aのレビュー、FPS特化で詰めたいならZOWIE XL2540X+のレビューが比較候補になります。
まとめ
MSI MAG 255F X24は、“高すぎない価格で、ちゃんと速いIPS系240Hzモニターがほしい”人に向いた1台です。
派手な万能機ではありませんが、FPS向けの基本がしっかりしていて、普段使いとのバランスも悪くありません。
一方で、スタンド調整の弱さは購入前に必ず確認したいポイントです。そこを許容できるなら、2万円台後半では十分有力な候補に入ります。
次に読む


