結論から:
ASRock「CL25FFA」は、1.3万円前後で買える入門向けの24.5インチFHDモニターとしてかなりまとまっています。IPSパネル、120Hz、1ms MPRT、sRGB 103%と、映像の見やすさと基本的なゲーム向け性能はしっかり確保されています。
反面、端子はHDMI 1.4とVGAのみ、スタンドはチルトのみ、スピーカーも音声出力もありません。 ここを割り切れるなら、価格重視で選びやすい1台です。
※まず基準から見たい人は、ゲーミングモニターの選び方も先に読んでおくと判断しやすいです。
ぜひモニター選びの参考にしてください!
CL25FFAの基本スペック
| パネルサイズ | 24.5インチ(16:9) |
| パネルタイプ | IPS(アンチグレア) |
| 解像度 | 1920×1080(フルHD) |
| リフレッシュレート | 最大120Hz HDMI:48~120Hz VGA:48~75Hz |
| 応答速度 | 1ms(MPRT) |
| VRR | ― |
| HDR | ― |
| 色域 | sRGB 103% DCI-P3 82% |
| 端子 | HDMI 1.4×1 VGA×1 |
| スタンド | チルト(下-5°/上20°) |
| VESA | 100×100mm |
| スピーカー | 非搭載 |
30秒診断
次のどれかに当てはまるなら、CL25FFAは候補に入れやすいです。
- できるだけ安く、でも60Hzよりなめらかな表示がほしい
- 120Hz対応ゲーム機やPCで、フルHD環境を気軽に組みたい
- 普段使い、動画、軽めのゲームを1台で無難にこなしたい
逆に、次の条件があるなら他機種のほうが合います。
- DisplayPortやUSB-Cがほしい
- 高さ調整やピボットがほしい
- モニターからそのまま音を出したい
- 144Hz以上を重視したい
立ち位置

CL25FFAは、高性能モデルではなく、価格をかなり抑えた入門クラスに位置する製品です。24.5インチのフルHD、IPS、120Hzという構成は、今どきのエントリーゲーミングモニターとして見てもバランスが良く、60Hzの一般向けモニターからの乗り換え先として選びやすい内容です。
このモデルの強みは、“安いのに最低限を外していない”ことです。1.3万円前後という価格帯で、IPSパネル、120Hz、1ms MPRT、sRGB 103%までそろっているのは魅力です。
一方で、コストを抑えたぶん、接続端子やスタンド機能はかなりシンプルです。ここが、144Hz以上や多機能モデルとのはっきりした差になります。
注目ポイント
価格重視でも選びやすい
CL25FFAのいちばん大きな魅力は、やはり価格です。現時点では、1万3000円前後に入っています。とにかく予算を抑えたい人には強い候補です。
120Hz対応で60Hzより体感差が出やすい
最大120Hzに対応しているため、画面の動きは60Hzよりかなりなめらかです。FPSを本気で詰める上位モデルほどではありませんが、カジュアルに対戦ゲームを遊ぶ、120Hz出力のゲーム機やPCで遊ぶという使い方には十分合います。
これは、HDMI側の垂直周波数が48〜120Hzになっている仕様から見てもわかりやすいポイントです。※FPS寄りの条件も整理したい人は、FPS向けゲーミングモニターの選び方も参考になります。
普段使いの画質も悪くない
sRGB 103%、IPS、178度の広視野角という構成なので、Web閲覧、動画視聴、書類作成といった日常用途でも不満は出にくいです。一般的なデスクワークや普段使いには十分な画質と考えてよいクラスです。
IPSの見え方をもう少し整理したいなら、TN・VA・IPSの違いも見ておくと比較しやすいです。
割り切りが必要な部分はかなり明確
端子はHDMI 1.4とVGAのみです。DisplayPortもUSB-Cもありません。さらに、スピーカー非搭載で、ヘッドホンや外部スピーカーをつなぐ音声出力もありません。 スタンドもチルトだけです。
ここは価格相応にはっきり割り切る必要があります。
画質
CL25FFAは24.5インチのフルHD解像度を採用しています。サイズと解像度の組み合わせとしては見やすく、文字も大きすぎず小さすぎずで扱いやすいです。初めて外付けモニターを買う人や、サブモニター兼ゲーム用として使いたい人にも取り回しやすいサイズ感です。
パネルはIPSで、視野角は上下左右178度です。正面だけでなく、少し斜めから見ても色の変化が出にくく、動画や日常作業との相性が良いです。VAのような高コントラスト重視でもなく、TNのような速度最優先でもないぶん、無難で失敗しにくい見え方にまとまっています。
色域はsRGB 103%、輝度は300nits、コントラスト比は1500:1です。色の鮮やかさは普段使いには十分で、WebやOffice系の作業でも見づらさは出にくいです。HDR非対応ですが、価格を考えると、“安いのに画面がしょぼく見えにくい”ラインはしっかり押さえています。
独自の判断基準で言うと、画質で選ぶモデルではなく、価格のわりに見やすさが整っているモデルです。写真編集を本格的にやるなら上位機のほうが安心ですが、日常用途やゲーム中心なら十分候補になります。
ゲーミング性能
ゲーム向け性能は、120Hz+1ms MPRTが中心です。60Hzモニターから乗り換えると、カメラ移動やスクロールのなめらかさはかなりわかりやすく変わります。入門用としては、十分に“ゲーム向けらしさ”を感じやすいスペックです。
特に合うのは、フルHD環境で軽めの対戦ゲームやアクションを遊ぶ人です。144Hzや180Hzの上位モデルほどの伸びはありませんが、価格差まで考えると、ライトゲーマーや予算重視の人にはちょうどいい落としどころです。
また、HDMI側は48〜120Hzに対応しているため、仕様上はフルHD/120Hzの出力環境と組み合わせやすいです。120Hz対応ゲーム機を使いたい人にも、価格を抑えて導入しやすい性能です。ただし、VRRを前面に出したモデルではないので、可変リフレッシュレート重視なら別機種も見たほうがいいです。
設定面では、Dark Boost、クロスヘア表示、FPSカウンターといったゲーム向け機能もあります。上位機のような多機能さではありませんが、エントリー機としては“あると助かる機能”を押さえています。
機能性・使い勝手
日常の使いやすさでは、アンチグレア、フリッカーフリー、低ブルーライトに対応しているのが安心です。長時間のブラウジングや作業でも、必要な配慮はひと通り入っています。ゲーミング専用というより、普段使いもこなせる入門機という印象です。
OSD操作は5方向ジョイスティック式なので、安価なモニターにありがちな「ボタンが押しづらい」不満は出にくいです。設定変更のしやすさは、毎日触る機器として地味に大事な部分です。
一方で、便利機能は必要最低限です。USBハブ、KVM、USB-C給電のような今どきの多機能さはありません。“映ればいい”ではなく、“安くても最低限のゲーム向け性能がほしい”人向けで、多機能を期待して買う製品ではありません。
接続性

接続端子はHDMI 1.4が1基、VGAが1基です。かなりシンプルです。新しめのゲーム機やPCはHDMIでつなぐ前提になります。VGAは古めの機器向けで、今の用途ではおまけに近い存在です。
ここで注意したいのは、DisplayPortがないことです。PCで複数モニターを組みたい人や、端子の自由度を重視する人には不便さが出やすいです。USB-Cもないため、ノートPCをケーブル1本でつなぐような使い方には向きません。
さらに重要なのが、スピーカー非搭載で、音声出力もないことです。モニターから音を出したい人には不向きです。ゲーム機やPC側から直接ヘッドセットやスピーカーに音を出す前提で考えたほうが安全です。これは購入前に見落としやすいポイントなので、必ず確認しておきたい部分です。
スタンド・設置
スタンド調整は-5°〜+20°のチルトのみです。高さ調整、左右回転、ピボットはありません。置いてすぐ使える気軽さはありますが、姿勢や机の高さに合わせ込む自由度は高くありません。
そのため、机と椅子の高さが合っていない環境では、少し使いにくさが出る可能性があります。長時間のデスクワークを中心に考えるなら、モニター台を追加するか、最初から昇降スタンド付きモデルを選ぶほうが快適です。
ただし、VESA 100×100mmには対応しています。後からモニターアームに載せ替える前提なら、スタンドの弱さはある程度カバーできます。弱点の回避策がはっきりしている点は救いです。
※アーム前提で考えるなら、モニターアームを使うメリットも見ておくと失敗しにくいです。
良い点 / 気になる点
良い点
- 1.3万円前後で買いやすい
- 24.5インチFHD+IPSで普段使いしやすい
- 120Hz対応で60Hzよりなめらか
- sRGB 103%で日常用途の色味も悪くない
- VESA対応で後からアーム運用しやすい
気になる点
- 端子がHDMI 1.4とVGAのみ
- スピーカーも音声出力もない
- スタンド調整がチルトだけ
- 144Hz以上の上位機と比べると競技性は控えめ
おすすめな人 / おすすめしない人
おすすめな人
- できるだけ予算を抑えたい人
- 初めて120Hzモニターを買う人
- 一般作業とゲームを1台でこなしたい人
- 120Hz対応ゲーム機やPCをフルHDで使いたい人
- 機能は少なくても価格優先で選びたい人
おすすめしない人
- DisplayPortやUSB-Cが必要な人
- 高さ調整スタンドがほしい人
- モニターから音を出したい人
- 144Hz以上でFPSをしっかりやり込みたい人
- 端子数や拡張性を重視する人
ライバル比較
| 機種 | 特徴 | どんな人向け |
|---|---|---|
| ASRock CL25FFA | 24.5型 / FHD / IPS / 120Hz / 1ms MPRT / HDMI 1.4 + VGA / 1.3万円前後 | とにかく安く、必要十分な性能がほしい人 |
| JAPANNEXT JN-IPS245G144F | 24.5型 / FHD / IPS / 144Hz / 1ms MPRT / sRGB 99% / 1.4万円前後 | 少し上乗せして144Hzを取りたい人 |
| ASRock PG25FFT | 24.5型 / FHD / IPS / 180Hz / 1ms MPRT / FreeSync / 1.9万円前後 | 対戦ゲームをもう少し重視したい人 |
| JAPANNEXT JN-IPS238G120F-W | 23.8型 / FHD / IPS / 120Hz / 0.5ms MPRT / FreeSync / 1.5万円前後 | 120Hz維持でデザイン性や色違いも重視したい人 |
比較すると、CL25FFAは性能を伸ばすモデルではなく、予算を削るモデルです。144Hzや180Hzの機種に手を伸ばせばゲーム向け性能は上がりますが、価格も上がります。
だからこそ、“1.3万円前後でちゃんと使える120Hz機がほしい”ならCL25FFAの立ち位置はかなりわかりやすいです。
まとめ
ASRock CL25FFAは、価格重視の入門向けゲーミングモニターとして素直に選びやすい1台です。120Hz、1ms MPRT、IPS、sRGB 103%で、ゲームも普段使いも必要十分にこなせます。
反対に、端子の少なさ、スタンド機能の弱さ、スピーカーと音声出力がない点ははっきりした弱点です。ここを割り切れるなら、1.3万円前後ではかなり有力な候補になるでしょう。
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