LGの34GX90SB-W、39GX90SB-W、45GX90SB-Bは、UWQHD・有機EL・240HzにwebOSまで組み合わせた、大画面志向のウルトラワイドゲーミングモニターです。
3機種の基本性能に大きな差はなく、選び分けの中心は画面サイズです。大きいほど迫力は増しますが、文字や細部は粗くなるため、画面密度と設置距離まで含めて選ぶ必要があります。
※本記事は、製品ページ、仕様表、取扱説明書、販売情報をもとに、購入前の判断材料を整理しています。情報・価格確認日は2026年8月です。
ウルトラワイド、有機EL、240Hz、USB-Cの違いから整理したい人は、先にゲーミングモニターの選び方 完全版を確認しておくと選びやすいです。
結論|34GX90SB-W・39GX90SB-W・45GX90SB-Bは買いか
https://www.lg.com/jp/monitors/gaming-monitors/34gx90sb-w/
ゲームと仕事を兼用するなら、価格と画面密度のバランスが良い34GX90SB-Wが本命です。文字の細かさよりゲームの迫力を優先するなら、45GX90SB-Bが選択肢になります。
39GX90SB-Wは、34型では物足りないものの、45型を置くには大きすぎる人向けです。迷ったら34型、没入感を優先するなら45型と考えると選びやすいでしょう。
※サイズ、湾曲率、パネル方式の異なる候補まで比べるなら、ウルトラワイドゲーミングモニターおすすめも確認しておきましょう。
30秒診断
| 希望する使い方 | おすすめ |
|---|---|
| ゲームと仕事をバランス良くこなしたい | 34GX90SB-W |
| 34型では小さく、45型では大きすぎる | 39GX90SB-W |
| ゲームの没入感を最優先したい | 45GX90SB-B |
| 文字や細かい表示も重視する | 34GX90SB-W |
| PCを起動せず動画配信を見たい | 3機種すべて |
| ノートPCもUSB-Cで接続したい | 3機種すべて |
| CADや細かいデザイン作業が中心 | 慎重に検討 |
| 家庭用ゲーム機だけで使う | 性能を持て余しやすい |
メリット・デメリット
メリット
| メリット | 購入者にとっての意味 |
|---|---|
| 21:9のUWQHD有機EL | 横に広く、黒の深い映像を楽しめる |
| 800Rの強い湾曲 | 画面が視界を囲み、ゲームへの没入感を高めやすい |
| 最大240Hz・0.03ms GTG | FPSやレースゲームにも対応しやすい |
| webOS搭載 | PCを起動せず動画配信サービスを利用できる |
| USB-C・LAN・USBハブ搭載 | ゲームとノートPC作業を1台にまとめやすい |
| スピーカー・リモコン搭載 | 外部機器を減らしやすい |
デメリット
| デメリット | 注意点 |
|---|---|
| 大型モデルほど画面密度が下がる | 45型は文字や細い線の粗さを感じる可能性がある |
| 800Rの湾曲が強い | 直線を扱う作業では歪みを感じやすい |
| OLEDは静止表示に配慮が必要 | 同じUIを長時間表示する使い方には注意 |
| USB-C給電は65W | 高性能ノートPCには給電が足りない場合がある |
| 21:9非対応ゲームもある | 黒帯表示や16:9固定になる場合がある |
基本スペックと価格
| 項目 | 34GX90SB-W | 39GX90SB-W | 45GX90SB-B |
|---|---|---|---|
| 画面サイズ | 34インチ | 39インチ | 44.5インチ |
| 解像度 | 3440×1440 | 3440×1440 | 3440×1440 |
| アスペクト比 | 21:9 | 21:9 | 21:9 |
| パネル | 有機EL・MLA | 有機EL・MLA | 有機EL・MLA |
| 湾曲率 | 800R | 800R | 800R |
| 画素密度の目安 | 約110ppi | 約96ppi | 約84ppi |
| 最大リフレッシュレート | 240Hz | 240Hz | 240Hz |
| 応答速度 | 0.03ms GTG | 0.03ms GTG | 0.03ms GTG |
| VRR | FreeSync Premium Pro、G-SYNC Compatible、Adaptive-Sync | 同左 | 同左 |
| HDR | DisplayHDR True Black 400 | 同左 | 同左 |
| 色域 | DCI-P3 98.5% | 同左 | 同左 |
| 標準輝度 | 275cd/㎡ | 同左 | 同左 |
| ピーク輝度 | 1300cd/㎡ APL 1.5%時 | 同左 | 同左 |
| 映像端子 | HDMI 2.1×2 DisplayPort 1.4×1 USB-C×1 | 同左 | 同左 |
| USB-C給電 | 最大65W | 最大65W | 最大65W |
| USBハブ | USB 2.0×2 | 同左 | 同左 |
| LAN | 100BASE-TX | 同左 | 同左 |
| スピーカー | 5W+5W | 5W+5W | 7W+7W |
| 高さ調整 | 110mm | 110mm | 120mm |
| スイーベル | 左右30° | 左右30° | 左右10° |
| チルト | 前-8°~後15° | 前-8°~後15° | 前-1°~後15° |
| VESA | 100×100mm | 100×100mm | 100×100mm |
| スタンド込み重量 | 10.4kg | 11.45kg | 13.5kg |
| 本体カラー | ホワイト系 | ホワイト系 | ブラック系 |
| 保証 | 2年間 有機ELパネルを含む | 同左 | 同左 |
| 2026年8月価格 | 159,800円 | 219,800円 | 229,800円 |
画素密度は、3440×1440の解像度と各モデルの対角サイズから算出した目安です。パネル性能、ゲーム機能、接続性はほぼ共通しているため、価格とサイズが主な判断軸になります。
同価格帯での立ち位置
このシリーズは、ゲーム性能だけで勝負するモデルではありません。
webOS、USB-C、LAN、スピーカー、リモコンを備え、ゲーム、動画視聴、ノートPC作業を1台にまとめられる点が強みです。
現在価格では34型が選びやすく、39型は45型との価格差が1万円しかありません。性能がほぼ共通しているだけに、39型はサイズを理由に選ぶモデルです。
3サイズの違いと選び方
34GX90SB-W|迷ったときの本命
34GX90SB-Wは、3機種で最も画素密度が高い約110ppiです。27インチWQHDに近い細かさがあり、ゲームだけでなく、ブラウザー、文書作成、動画編集にも合わせやすくなっています。
現在価格は159,800円。39型より6万円、45型より7万円安く、画面密度・価格・置きやすさのバランスでは34型が一歩リードしています。
※同じ34インチ・UWQHD・240Hz・webOS搭載モデルの構成は、LG 34GX90SA-Wレビューでも確認できます。
39GX90SB-W|大きさの中間が必要な人向け
約96ppiの39GX90SB-Wは、34型より映像が大きく、45型ほど文字や細部が粗くなりにくい中間サイズです。
現在価格は219,800円で、45型との差は1万円。コストパフォーマンスで選ぶというより、34型では小さく、45型では設置しにくい場合に候補となります。
45GX90SB-B|ゲームの迫力を最優先
44.5インチの大画面と800R湾曲を組み合わせた45GX90SB-Bは、レース、フライトシミュレーター、オープンワールド、MMORPGなど、視界の広さが没入感につながるゲームに適しています。
解像度は34型や39型と同じ3440×1440なので、画素密度は約84ppiです。ゲームや動画を中心に使うなら迫力を得やすいものの、文字の細かさまで求める人には向きません。
※大型画面でも文字や編集画面の細かさを重視するなら、39インチ・5K2KのAlienware AW3926QWレビューも比較対象になります。
画質
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3機種とも、マイクロレンズアレイを採用した有機ELパネルです。画素単位で発光を制御するため、暗い部分を沈めやすく、黒と明るい部分の差を出しやすくなっています。
コントラスト比は150万:1、色域はDCI-P3 98.5%、表示色は約10億7000万色。ゲームや動画の鮮やかな発色を楽しみやすい仕様ですが、色域の広さと色精度の高さは別です。厳密な色作業では個別の調整や測定が必要になります。
HDRはDisplayHDR True Black 400に対応。ピーク輝度はAPL 1.5%時に1300cd/㎡、標準輝度は275cd/㎡です。画面全体を強く明るくするというより、小さな光と有機ELの黒で明暗差を見せる方向です。
800R湾曲はゲームへの没入感を高めやすい反面、直線を扱う作業では歪みが気になる場合があります。有機ELなので、静止したメニューやタスクバーを長時間表示する使い方にも配慮が必要です。
※有機ELの焼き付き対策や液晶との違いは、有機ELゲーミングモニターまとめで確認できます。True Black 400やピーク輝度の違いは、HDR対応ゲーミングモニターまとめも参考になります。
ゲーミング性能
最大240Hz、0.03ms GTGに加え、FreeSync Premium Pro、G-SYNC Compatible、VESA Adaptive-Syncを備えています。FPSやTPSはもちろん、レースや格闘ゲームまで幅広く対応できる仕様です。
0.03ms GTGは画素の色が切り替わる速さであり、入力遅延を示す数値ではないことに注意。また、最大240Hzでも、ゲーム側で240fpsを出すにはPC性能が必要です。
UWQHDは一般的なWQHDより横方向の画素数が多く、GPU負荷も高くなります。重いゲームを高画質のまま240fps近く動かすなら、高性能なGPUとCPUが欠かせません。
21:9対応タイトルでは、16:9より左右の表示範囲が広がります。MMORPG、レース、シミュレーションでは周囲を把握しやすくなる反面、非対応タイトルは黒帯表示や16:9固定になる場合があります。家庭用ゲーム機でも21:9と240Hzを活かしにくいため、主な用途はゲーミングPCです。
※UWQHD・240Hzを活かすPC構成は、ゲーミングPCの選び方 完全版で整理しています。遊ぶタイトルごとの性能目安は、ゲーム別おすすめPCスペック一覧で確認できます。
機能性
webOS 26が、このシリーズを一般的なゲーミングモニターと分ける機能です。ネットに接続すれば、PCを起動せずにYouTube、Netflix、Amazon Prime Videoなどを視聴できます。
AI Picture ProとAI Sound Proは、webOS上の映像や音声をコンテンツに合わせて調整します。PIPとPBPも備えており、仕事用PCと個人用PCなど、2つの映像を同時に表示可能です。
スピーカーは34型と39型が5W+5W、45型が7W+7W。付属リモコンで動画再生や音量を操作できるため、モニター単体でも動画を見やすくなっています。
接続性
映像入力はHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×1、USB Type-C×1。デスクトップPC、ゲーム機、ノートPCをつなぎ分けやすく、PCではUWQHD・240Hzを狙えます。
USB-Cは映像入力と最大65W給電に対応します。モバイルノートPCなら配線をまとめやすい一方、65Wを超える電力が必要な機種では、負荷に給電が追いつかない可能性があります。
USBハブはUSB 2.0×2なので、キーボードやマウス向けです。高速SSDや大容量ファイルの転送には向かず、LANも100BASE-TXでギガビットには対応していません。
※映像入力、給電W数、KVM対応まで含めて比較するなら、USB-C対応ゲーミングモニターまとめが参考になります。
スタンド・設置
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34GX90SB-Wと39GX90SB-Wは、110mmの高さ調整、前-8°~後15°のチルト、左右30°のスイーベルに対応しています。
45GX90SB-Bは高さ調整が120mm。チルトは前-1°~後15°、スイーベルは左右10°で、34型と39型より左右へ振れる範囲が狭くなっています。
VESAは3機種とも100×100mmです。スタンドを外しても34型が6.2kg、39型が7.3kg、45型が8.9kgあるため、モニターアームは耐荷重に余裕のある製品を選びましょう。
※大型ウルトラワイドに必要な耐荷重やVESA規格の確認方法は、モニターアーム設置ガイドで詳しく整理しています。
気になる点と対処方法
45型の表示が粗く感じる
視聴距離を取れば、画素の粗さは目立ちにくくなります。文字の細かさを優先するなら、34GX90SB-Wか5K2K解像度の45GX950B-Bを選ぶほうが確実です。
800R湾曲が仕事に合わない
ゲームや動画との相性は良いものの、CAD、図面、写真補正では好みが分かれます。直線の見え方を優先するなら、平面か湾曲の緩いモニターを選びましょう。
OLEDの静止表示が心配
OLED Careに加え、タスクバーの自動非表示、スクリーンセーバー、スリープ設定を使う方法があります。同じ画面を長時間出し続ける用途が中心なら、液晶モニターのほうが選びやすいです。
USB-C給電が足りない
65Wで足りないノートPCは、付属のACアダプターを併用します。ケーブル1本で高性能ノートPCまで動かしたい人は、90W以上のUSB-C給電に対応する競合機を選ぶ必要があります。
※高給電やKVMを備えた作業向け候補は、仕事と兼用できるゲーミングモニターでも比較できます。
ライバル比較
| モデル | サイズ・解像度 | パネル・湾曲 | 最大Hz | 主な違い | 確認時価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| LG 34GX90SB-W | 34型・3440×1440 | OLED・800R | 240Hz | webOS、スピーカー、USB-C 65W | 159,800円 |
| ASUS PG34WCDM | 34型・3440×1440 | OLED・800R | 240Hz | Smart KVM、USB-C 90W | 172,545円 |
| MSI MPG 341CQPX QD-OLED | 34.18型・3440×1440 | QD-OLED・1800R | 240Hz | KVM、USB-C 98W、3年保証 | 187,999円 |
| LG 45GX950B-B | 44.5型・5120×2160 | OLED・800R | 165Hz 低解像度時330Hz | 5K2K、Dual Mode | 269,800円 |
webOSと内蔵スピーカーを重視するなら34GX90SB-W。KVMや90W以上のUSB-C給電が必要ならASUSまたはMSI、45型でも文字の細かさを求めるなら45GX950B-Bが候補です。
※34インチで速度とUSB-C・KVMをさらに重視するなら、360Hz対応のMSI MPG 341CQR QD-OLED X36レビューも比較しておきましょう。
おすすめする人/おすすめしない人
おすすめする人
- ウルトラワイドと有機ELを組み合わせたい人
- MMORPG、レース、シミュレーションを大画面で遊びたい人
- FPSも最大240Hzで楽しみたい人
- PCなしでも動画配信サービスを利用したい人
- ゲーム用PCとノートPCを1台の画面へまとめたい人
おすすめしない人
- 21:9非対応ゲームを中心に遊ぶ人
- PS5やSwitchなど家庭用ゲーム機だけで使う人
- CADや細かな直線作業が中心の人
- 静止した画面を長時間表示し続ける人
- KVMや90W以上のUSB-C給電が必要な人
まとめ
迷ったときの本命は34GX90SB-Wです。
45GX90SB-Bは文字の細かさよりゲームの迫力を優先する人、39GX90SB-Wは34型と45型の中間サイズが必要な人に絞って選ぶと判断しやすいでしょう。
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