GeForce RTX 4060 Tiは、RTX 50シリーズが登場した現在でも、フルHDを中心にゲームを遊ぶには十分な性能を持つGPUです。
ただし、新品のBTOゲーミングPCではRTX 5060 Ti搭載モデルが主流になっており、RTX 4060 Tiを以前と同じ感覚で選ぶのはおすすめできません。
いまRTX 4060 Ti搭載PCを選ぶなら、性能が足りるかよりも「RTX 5060 Ti搭載PCより十分に安いか」が重要です。
この記事では、RTX 4060 Tiの現在の性能、8GBと16GBの違い、CPUの組み合わせ、RTX 5060 Tiとの違いを整理し、今からBTOで購入する価値があるのかを解説します。
結論|RTX 4060 Ti搭載BTOは価格次第で選択肢
RTX 4060 Tiは旧世代になりましたが、フルHDゲームを中心に使うなら、2026年でも性能そのものが足りないわけではありません。
気を付けたいのは、新品BTOでは後継のRTX 5060 Tiと価格が競合することです。
CPU・メモリ・SSDなどが近い構成で価格差が小さいなら、基本的にはRTX 5060 Ti搭載PCを優先。RTX 4060 Ti搭載モデルがセールや在庫処分で安くなっていれば、フルHD向けPCとして検討できます。
RTX 50シリーズも含めて探す場合は、RTX 5060 Ti搭載ゲーミングPCも先に比較しておきましょう。
RTX 4060 Ti搭載BTOは現在ラインアップが少ない

RTX 4060 TiはRTX 40シリーズのGPUなので、主要BTOショップではRTX 5060 Tiなど現行世代への切り替えが進んでいます。
RTX 4060 Ti搭載PCの販売ページが残っているショップもありますが、以前のように各メーカーから多くのモデルを選べる状況ではありません。
RTX 4060 Tiだけに絞って探すより、RTX 5060 Ti搭載モデルと総額を比較してから決めるほうが失敗しにくくなります。
RTX 4060 Tiのスペックと現在の性能
| 項目 | RTX 4060 Ti |
|---|---|
| アーキテクチャ | Ada Lovelace |
| CUDAコア | 4352 |
| ブーストクロック | 2.54GHz |
| ビデオメモリ | 8GB / 16GB GDDR6 |
| メモリインターフェイス | 128bit |
| メモリ帯域幅 | 288GB/s |
| 対応技術 | DLSS 3、フレーム生成、レイトレーシング |
RTX 4060 Tiは、Ada Lovelace世代のミドルクラスGPUです。
現在でもフルHDなら、画質を重視したゲームから高フレームレートを狙うタイトルまで対応しやすく、WQHDもゲームや画質設定によっては十分狙えます。
ただし、4Kを高画質設定で安定して遊ぶことを主目的にするGPUではありません。解像度が上がるほどGPU負荷は重くなり、8GBモデルではビデオメモリ容量も気になりやすくなります。
これから新品PCを買ってWQHDを本命にするなら、旧世代のRTX 4060 Tiだけに絞らず、RTX 5070搭載おすすめPCまで比較すると、現在の価格差と性能差を判断しやすくなります。
RTX 4060 Ti 8GBと16GBの違い
RTX 4060 Tiには、ビデオメモリが8GBのモデルと16GBのモデルがあります。
| 項目 | 8GB | 16GB |
|---|---|---|
| CUDAコア | 4352 | 4352 |
| メモリ | 8GB GDDR6 | 16GB GDDR6 |
| メモリバス幅 | 128bit | 128bit |
| メモリ帯域幅 | 288GB/s | 288GB/s |
| 主な用途 | フルHD中心 | VRAMを多く使うゲーム・用途 |
基本的なGPU性能は共通で、大きな違いはビデオメモリの容量です。
ゲーム側の使用量が8GB以内に収まっている場面では、16GB版にしただけでフレームレートが大きく伸びるわけではありません。
高解像度テクスチャや重い画質設定、MODなどで8GBを超えるメモリを使う場合は16GB版が有利です。生成AIなど、ビデオメモリ容量そのものが重要になる用途でも16GB版を選ぶ意味があります。
ゲーム用の新品BTOとして16GB版を高い価格で選ぶ場合は、RTX 5060 Ti 16GB搭載PCとの価格差も確認しておきましょう。
RTX 4060 Tiに組み合わせるCPU

RTX 4060 Tiに、ハイエンドCPUが必須というわけではありません。
フルHD~WQHDの一般的なゲーム用途なら、ミドルクラスCPUとの組み合わせでも性能のバランスを取りやすいGPUです。
| CPU | 向いている構成 |
|---|---|
| Ryzen 7 5700X | 価格を抑えた旧世代BTO |
| Core i5-14400/F | ゲームと普段使いを重視 |
| Ryzen 5 7500/F | AM5環境でバランスを重視 |
| Core Ultra 5 225/F | 比較的新しいIntel構成を選びたい場合 |
RTX 4060 Ti搭載BTOは、在庫処分や旧構成として販売されることもあります。GPUだけでなく、組み合わされているCPUの世代も確認しておきたいところです。
Ryzen 7 5700XのようなAM4世代でも、PC全体が安ければ選択肢になります。価格が現行プラットフォームのPCとほとんど変わらないなら、CPUや将来の拡張性まで含めて比較したほうがよいでしょう。
Core i7クラス以上を組み合わせたモデルもありますが、ゲームだけが目的なら、CPUを上げたぶんPC価格が高くなりすぎていないかも確認が必要です。
RTX 4060 TiとRTX 5060 Tiを比較
今から新品BTOを買うなら、後継のRTX 5060 Tiは必ず比較しておきたいGPUです。
| 項目 | RTX 4060 Ti | RTX 5060 Ti |
|---|---|---|
| アーキテクチャ | Ada Lovelace | Blackwell |
| CUDAコア | 4352 | 4608 |
| ビデオメモリ | 8GB / 16GB GDDR6 | 8GB / 16GB GDDR7 |
| メモリバス幅 | 128bit | 128bit |
| メモリ帯域幅 | 288GB/s | 448GB/s |
| DLSS | DLSS 3 | DLSS 4 |
| マルチフレーム生成 | 非対応 | 対応 |
RTX 5060 TiはGDDR7メモリを採用しており、メモリ帯域幅もRTX 4060 Tiより広くなっています。
Tom's Hardwareが21タイトルで行った比較では、16GBモデル同士を比較した場合、RTX 5060 TiはRTX 4060 Tiより1080pで約16%、1440p Ultraで約18%高い平均性能を記録しています。
世代が変わったからといって性能差が極端に大きいわけではありません。ただ、新品PCを同じような価格で買えるなら、RTX 5060 Tiのほうを選びやすくなります。
RTX 4060 Tiを選ぶ理由になるのは、主にBTO本体の価格差です。GPUだけで比べず、CPU・メモリ・SSDまで含めた総額で判断しましょう。
RTX 4060 Ti搭載BTOを今買うときのチェックポイント

RTX 5060 Ti搭載PCとの価格差
まず確認したいのが、RTX 5060 Ti搭載モデルとの価格差です。
RTX 4060 Ti搭載PCが旧世代でも、十分安ければPC全体の費用を抑えられます。価格差が小さいなら、現行世代を選ぶほうが自然です。
メモリは16GB以上を目安にする
PC本体のメモリは、16GB以上を目安にします。
ゲームをしながらブラウザやボイスチャットなどを同時に使うことが多いなら、32GB構成も候補です。GPUの「8GB・16GB」はビデオメモリなので、PC本体のメモリとは別に確認してください。
※16GBと32GBのどちらにするか迷う場合は、ゲーミングPCのメモリ容量の目安も確認すると、ゲーム中心かマルチタスクまで重視するかで判断しやすくなります。
SSDは1TBあると使いやすい
旧モデルでは500GB SSDを搭載したPCもありますが、現在は容量の大きいゲームも多いため、複数本をインストールするなら1TBあるほうが余裕を持てます。
500GBモデルを選ぶ場合は、SSDを1TBへ変更したときの総額まで見て比較しましょう。
※500GB・1TB・2TBのどれが合うかは、ゲーミングPCのSSD容量の目安も参考にできます。
古いCPUを理由なく高値で買わない
RTX 4060 Ti搭載BTOには、RTX 40シリーズが販売されていた時期のCPUを組み合わせたモデルも残っています。
旧世代CPUだからゲームができないわけではありません。見るべきなのは、PC全体の構成に対して価格が見合っているかどうかです。
RTX 4060 Ti搭載BTOを探すなら在庫と価格を確認
RTX 4060 Ti搭載BTOは取り扱いが減っているため、以前のようにおすすめモデルを固定して並べるのが難しくなっています。
在庫が見つかったら、「RTX 4060 Tiだから買う」と決めるのではなく、同等構成のRTX 5060 Ti搭載PCと総額を比べてください。
RTX 5060 Tiまで含めて比較するときは、GPUだけでなくCPU・メモリ・SSDまで近い構成にそろえて総額を比べましょう。
RTX 4060 Ti搭載PCをおすすめできる人
- フルHDを中心にゲームを遊びたい
- RTX 4060 Ti搭載BTOがセールなどで安くなっている
- RTX 5060 Tiとの性能差よりPC本体の価格を優先したい
- 16GB版をVRAM容量が必要な用途でも使いたい
RTX 4060 Ti搭載PCをおすすめしにくい人
- RTX 5060 Ti搭載PCとほぼ同じ価格になっている
- これから長期間使う新品PCとして現行世代を選びたい
- 4K高画質をメインに考えている
- DLSS 4のマルチフレーム生成を使いたい
まとめ|RTX 4060 Tiは安ければ今でも選べる
RTX 4060 Tiは旧世代になったものの、フルHDを中心としたゲーム用途なら、現在でも使える性能があります。
新品BTOではRTX 5060 Ti搭載モデルも選べるため、RTX 4060 Tiだけに絞って探す必要はありません。
同等構成のRTX 5060 Ti搭載PCより十分に安いならRTX 4060 Ti、価格差が小さいならRTX 5060 Ti。この基準で比べると判断しやすくなります。
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